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\今のうちに知っておきたい!/ 不登校からの大学受験② 柔軟なしくみをいかす勉強法
2024年01月26日
受験シーズ真っ只中の今、学びリンクでは、「不登校からの大学受験」で今のうちに知っておくと便利な情報をご紹介しています。
第1弾では、「学校に行けていない状況を踏まえて大学受験資格を得る方法」を解説しました。今回の第2弾では、大学受験資格取得を目指しつつ、効率よく受験勉強を進める手段をお伝えします。
第1弾では、自分の事情やペースに合わせて大学受験資格を得る方法として、
➀ 通信制高校での高等学校卒業資格(以下、高卒資格)取得
➁ 高等学校等卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定、以下、高卒認定試験)合格
の2つのパターンをおすすめしました。
では、「いずれ大学に進学したい」と考えているみなさんは、どのように勉強を進めていくとよいのでしょうか。
まず、➀ 通信制高校での高卒資格取得を目指す場合、大学受験対策も一緒にできる通信制高校やサポート校を選ぶとよいでしょう。
近年、高校卒業後に大学進学を志望する人の割合が増加していることから、通信制高校やサポート校でも大学進学サポートに力を入れるところが増えています。例えば、大学進学に特化したコースを設置していたり、塾や予備校が母体の学校があったり、塾や予備校と提携した講座を受講できたりします。
学校を選ぶ上では、「目指したい大学のレベルに対応できるか」「受験する入試方法に対してどんなサポートがあるか」を見比べてみてください。下記の質問を気になる学校の先生に聞いてみると、自分に合っているかどうか見分けやすいでしょう。
▪大学進学する生徒の割合と、利用した入試方法の内訳(学校全体だけでなく、自分が通うキャンパスの情報も知れると現実未が増すでしょう)
▪進学実績(どの入試方法で、どこの大学に合格したのか確認する)
▪学校推薦型選抜の指定校制(指定校推薦)で受験できる大学・学部とその枠数
▪勉強を安心して進める環境(進路相談、自習室の有無、学校の雰囲気など)
▪学習内容や対応できるレベルの範囲
▪各入試方法に合ったサポートの内容
【総合型選抜/学校推薦型選抜】面接対策・提出書類添削、PRできる学びや経験を積める教育機会(興味関心に合った専門授業、学校行事運営やボランティア、留学などの課外活動、資格検定や大会・コンクールへの挑戦など)
【一般選抜】習熟度別授業、幅広い科目・レベルの教材、模試の実施など
次に、➁ 高卒認定試験合格を目指す場合においても、高卒認定試験対策から大学受験対策までサポートしてくれる高認予備校があります。高認予備校のほかに、高卒認定試験の受験生を対象としたコースがある通信制高校やサポート校、塾もあります。
詳しくは、≪高認があるじゃん!2024-2025≫をチェック!
このように、大学受験勉強を一緒にサポートしてくれるところを選ぶのほかに、「大学受験資格取得する負担を減らして、塾・予備校を利用する」方法もあります。これは、もともと通っている予備校・塾を利用したい場合や、所属している通信制高校・サポート校、高認予備校では志望大学の対策が難しい場合などです。
通信制高校では、半年に1回、コース変更ができる学校が多いです。2年生までは週5日登校するコースで高校生活を楽しみ、受験が本格化する3年生で、年数日や月1・2回のスクーリングのコースに変更して、塾・予備校での勉強を生活のメインにすることもできます。
通信制高校や高卒認定試験の柔軟なしくみがあるからこそ、あなたが大学を目指したいと思ったタイミングで、本気で受験勉強に打ち込むことができます。
【\今のうちに知っておきたい!/ 不登校からの大学受験】の記事一覧
① 今の状態から大学受験資格を得る方法<こちら>
③ 心と体の調子と付き合う<こちら>
\今のうちに知っておきたいことのすべてを知れる!/
書籍『不登校からの大学受験』 著・平野稔(河合塾COSMO)