GREETING
代表挨拶
今、25歳以上の皆さんは「通信制」をリアルタイムで知る機会が少なかったのではないでしょうか? この10年間で、ずいぶんと進化したんです。
千葉県の田舎で中学・高校時代を過ごした私は、その頃、通信制高校という存在はまったく念頭に浮かびませんでした。もう40年も前のことですが。
千葉県には、当時も公立通信制は1校ありましたが、私の通学圏をはるかに越えていました。今も公立通信制は依然1校ですが、2000年まで1校もなかった私立通信制は8校開設されるようになりました。
私は、16歳のときに突然父親を亡くしたり、それまで大好きだった部活をなんとなくやめてしまったりして、高校生時代はずいぶんと精神的なバランスを欠いていたように思います。
自分が傷つくのが嫌で周りの目が気になってしかたありませんでした。
進路決定時になり、元々は進学希望ではなかったのですが、そのまま社会に出るのがどうしようもなく恐くなって大学に進学させてもらいました(大学に進学できたのはプラスでした)。
16歳のころを振り返って思うのは、あのとき他の選択肢はあったのかということです。
あったのかもしれません。
通信制高校という存在を知ってから、だいたい20年過ぎました。ずいぶんと変わりました。100校に満たなかった学校数も200校を超え、各地に学習拠点も開設されました。
だんだんと通信制の良さが理解できるようになったとき、自分の16歳のころ、このタイプの学校を知ることができたら……。
どうしていたのだろう。 と、思いました。
周りとは少し違う道を自分が歩けるかと思うと未だに自信がないです。
それが自分に合っていそうだと思えても同じです。
そんな人が多いような気がします。
だから、そういう人(私のような)に少し勇気を持ってもらおうと思って、通信制高校のための進学ガイドブックや書籍を作ろうと思いました。
それが『学びリンク』の始まりです。
そして今もそれを目指しています。
学びリンク株式会社代表
PROFILE
代表プロフィール
略歴 |
1996年に学びリンク設立 2004年に学びリンクプラス設立、代表取締役社長 2005年より多様な教育を目指す法人の団体「新しい学校の会」事務局長 |
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主な著書 |
『あなたのお子さんには通信制高校が合っている!! 〜通信制高校のお得なところ〜』(学びリンク) 『通信制高校を選んだわけ』(学びリンク) (一部執筆担当) 『マンガ 脱・不登校 〜起立性調節障害(OD)克服と「だいじょうぶ感」をはぐくむ〜』(学びリンク) |