取材レポート
【27年新設】伝統女子校・大妻学院が埼玉に通信制高校/大妻嵐山高校(埼玉県嵐山町)
2026年10月14日

来年度27年4月開校を予定している大妻嵐山高校通信制課程(大妻フレックスコース/埼玉県嵐山町)。
埼玉県のほか東京都、群馬県、神奈川県、千葉県、茨城県の関東1都5県から入学でき、関東では初となる広域制の女子校・通信制高校となります。
運営する学校法人大妻学院は、大妻女子大学(東京都千代田区)をはじめ、1908年の創設以来およそ120年にわたり日本の女子教育を支えてきた法人。大学、短大、大学院のほか、4つの中高一貫校を運営しています。
大妻フレックスコースは、全日制課程を運営してきた大妻嵐山高校が新たに設置する通信制課程。大学や全日制課程との連携を図りながら、一人ひとりに合った多様な学び方や通学スタイルで生徒たちの成長を促します。

◎充実した学びの環境/3種の通学スタイルは学費が一律
通学スタイルは、スクーリングと特別講座を組み合わせた「週4~5日」、継続的なスクーリングを基本とした「週2~3日」、自宅学習を中心に学びを進めていく「オンライン」の3種類を予定。いずれのスタイルも自由に選択でき、学費に差がないのもポイント。選択した通学スタイルに縛られる必要はなく、登校日数を気にする心理的負担もなくなるほか、欠席した場合でも必要なスクーリング時数を充分に満たせる設計などが、通学への安心感につながりそう。
授業は動画視聴教材がある一方で、通学タイプの生徒はスクーリング回数が通常より多く設定されているのが特徴的。動画と複数回の対面指導によって学びがより深く定着し、安心してレポート作成に取り組めます。
カリキュラム編成では、生徒の負担が増えないよう、半期ごとの履修登録を予定。これは同時に学ぶ科目数を減らす狙いがあり、1年分の履修科目を半期ごとに分けて、1科目1科目を丁寧に学んでいける効果があります。

▲生徒が利用する一般教室
◎全日制との連携を活かした環境/全日制への転籍も可能

全日制課程が強みとしてきた教育活動も通信制課程に引き継がれます。基礎を固めるベーシック講座や、大学受験に向けたアドバンス講座、高大連携授業、社会につながるキャリア教育やアントレプレナー教育など、様々な視点から成長のきっかけがつかめそう。
学ぶ校舎も全日制課程と同じで、各施設も全日制生徒と同様に使用できます。校則は原則、全日制と同様のルールが適用されるため、通学スタイルの生徒は制服を着用し、基本的なマナーを守った身だしなみが求められます。優しい生徒が多いため、落ち着いた雰囲気で学びたい人にはぴったりの環境かもしれません。
全日制生徒とは文化祭や探究活動、部活動などを通して交流の機会も予定されており、必要な条件を満たせば全日制課程への転籍も可能です。

▲図書室の一角。全日制と同じ施設を利用できる
◎大学進学率は98%/大学連携授業と内部進学のチャンス
附属校ならではの、大妻女子大学との連携も魅力的。全日制課程同様、内部進学制度があるほか、大学のオンデマンド授業を高校在学中に受講できます。現在、全日制課程では、このオンデマンド授業を大学入学後の単位として認定される制度があり、今後、通信制課程でも導入を検討しているとのことです。
大妻女子大学では、家政学部、文学部、社会情報学部、比較文化学部、データサイエンス学部など多彩な分野の学部学科が用意されており、今年26年度からは新たに社会学・心理学・福祉学を横断的に学べる人間共生学部が新設されました。
全日制課程は大学進学率98%を誇り、内部進学以外にも多様なルートの進学実績があります。受験指導も総合型選抜や学校推薦型選抜など幅広く対応しており、大学進学を目指す人には充実した進路指導や環境が整えられていくようです。

▲東京都千代田区にある大妻女子大学
◎東京キャンパスでは都内グループ校の転籍も
なお、大妻フレックスでは、東京都千代田区にあるグループ校・大妻高校を協力校として、敷地内にある別棟を学習拠点とする東京キャンパスが設置されます。道を挟んだ向かいには大妻女子大学があり、平日の学習スペースとして大学施設の共有スペースを使用することも可能。
東京キャンパスは、大妻嵐山高校以外の東京3校(大妻高校・大妻多摩高校・大妻中野高校)の生徒を対象とするグループ内転校が原則になっているとのことですが、嵐山本校への通学が困難な生徒も定員の枠内において学ぶことが可能です。神奈川や千葉、茨城など遠方生徒にとってもアクセスしやすいスクーリング拠点になりそうです。
一方、本校のある嵐山町は埼玉県中部に位置する自然豊かな地域。東武東上線・武蔵嵐山駅を最寄りとしていますが、実際、通学してくる生徒は東京都内や群馬県など広範囲にわたります。
その理由は充実したアクセス環境にあるようです。専用のスクールバスが5路線を経由しており、毎日7つの駅から生徒を送迎。また、その区間にも複数の途中乗下車場所を持っており、自宅近くからスクールバスを利用することも可能です。特に通信制課程は全日制よりも授業が遅い時間に開始されるため、ゆっくり電車で通学することも十分考えられます。多様な通学ルートから負担なく通学ができそうです。
(取材・文 学びリンク 小林建太)
大妻嵐山高校通信制課程(大妻フレックスコース)
〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷558
・収容定員:120名(女子)
・修業年限:3年以上(上限なし)
・開設予定日:2027年4月1日
(通信制課程開設担当)
電話:0493-62-2281
メール:flex@ml.otsuma.ac.jp
◎学校説明会・個別相談会
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