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子どもが不登校になったら親はどうすればいいのか(喜多徹人 著)

(あなたの子どもはなぜ勉強しないのか Part3不登校編)

本書の内容

「あなたの子どもはなぜ勉強しないのか」シリーズ第3弾!
今回は不登校編と題して、長年神戸セミナー校長としてまた家族療法のカウンセラーとして多くの不登校生とその家族と向き合った著者が、タイトル通り「子どもが不登校になったら親はどうすればいいのか」について、事例を交えてズバリ解説していきます。

親が目指す3つのこと。
① 家庭の笑顔を増やし本人を元気にする
② 焦らず心の余裕を持たせる
③ 親に愚痴を言える関係になる
意外と思われましたか? この3つなんです。

子どもが不登校になったら、親はたいがい冷静ではいられず、焦り、イライラし、失望し、自分を責める日々を過ごしているのではないでしょうか。こういったもろもろの感情が伴う家庭内の閉塞感を打ち破るには、上記3つの目標に立ち返ることを著者は薦めています。「どうやって?」とは、本書を読み進めていくうちに、具体的な場面で親が注意を払ったほうが良いのではという声かけや行動などが示されていきます。
その具体的な場面の一つ。「学校の先生から進学するなら模擬試験を受けたほうがいいと言われたらどうします?」「子どもはとてもじゃないけど会場に行かれる状態ではないのに…」とはよく相談を受ける場面かもしれません。親は学校の先生が言うのだからと判断に迷いますよね。不登校を抱える親子との面談を数多くこなし、解決へと繋げてきたカウンセラーでもある著者は、親が心底悩む現実の場だからこそ、あくまでも子どもの心を冷静に読み解きます。そして、そのうえでのアドバイスです。

本書は6章で構成され、最終章の「不登校からの回復の道すじ」に向かうまで、子どもに何が起きているか、不登校あるあるなど子どもを客観視することから始まり、親としてどうしたらいいかを順を追って解説してあります。そして最終章に加わるQ&Aで、すべての総復習がなされ、なるほどと納得がいきます。
――人は変化します。元気な状態から元気がない状態に、そして環境や周りの関わり方によって元気はまた回復していきます。――と、著者が示す言葉の重みを感じながら「良い変化」が生まれるよう、本書をお手本に親としてやれることをやってみませんか。

<正誤表はこちら>

著者プロフィール

学校法人神戸セミナー校長
高等専修学校神戸セミナー校長/カウンセラー
1960年滋賀県生まれ。
滋賀県立膳所高校時代、硬式野球部1番セカンドで夏の甲子園出場。
(県予選での「5試合で3塁打6本」は2022年現在滋賀大会記録)
駿台予備学校で2浪の後、京都大学法学部へ進学。
学生時代は、母校の野球部のコーチ、家庭教師、学習塾の運営と講師を経験。
生徒、保護者、教諭対象の進学講演の講師として年間90回の講演を担当している。趣味は多彩で、混声合唱、クラシック鑑賞、プロ野球観戦、アメフト観戦、テディベア収集など。
日本ブリーフサイコセラピー学会と、日本家族療法学会の年次学術大会の実行委員長を担当。他にも日本心理臨床学会でシンポジウムを企画するなど、さまざまな心理・医療系の学会に参加し発表等を行っている。
主な著書は『あなたの子どもはなぜ勉強しないのかーそのアドバイスが子どもをダメにするー』(学びリンク)、『あなたの子どもはなぜ勉強しないのかPART2ー15歳を過ぎたら犬家族から猫家族へー』(同)、『不登校・ひきこもりに効くブリーフセラピー』(日本評論社)共著、『逆転の家族面接』(同)共著など。

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