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『マンガ 脱・「不登校」2 起立性調節障害(OD):長期化する「OD複合型」への対応』(加藤善一郎 著)

治療を続けても、なぜ改善しないのか。長期化する不登校の背景にある「OD複合型」とは

本書の内容

不登校の背景にある「起立性調節障害(OD)」と複合する発達特性をマンガでわかりやすく紹介する人気シリーズの第2弾。第2弾では「長期化する不登校の要因」「ODが改善されても、なぜ学校に通えないのか」を中心に物語が描かれる。

主人公まさやは、中学1年の5月に起立性調節障害(OD)と診断され、半年の治療を続けてきたが、一向に状態が改善されなかった。大学病院を紹介され受診したところ、医師は、まさやの「OD体質」を認めるとともに、別の要因が複合する「OD複合型」であると診断した。医師はODとプラスアルファの要因を別々に捉え、「内的環境」と「外的環境」の両面から調整を行っていく…。

近年、起立性調節障害(OD)の認知や情報が広まった一方で、本人の個性や特性があたかもOD症状の一部のように思われてしまうなど、誤った認識も広がった。本書では、起立性調節障害や発達特性を改めて正しく理解するとともに、WISC検査への評価や、IQだけではわからない隠された「知的アンバランス」の存在などが明らかになる。

本人が具体的に、何に・どう困っているのかを整理し、本質的にODや不登校を改善していく姿が描かれる。

目次

はじめに

第1章 なぜ治療しても学校に行けないの? ~ODプラスαへの糸口~
第2章 学校は休まないとダメですか? ~救急対応としての「ABC」

<質問①>「不登校のABC」って何ですか?

第3章 ODは性格の問題ですか? ~OD体質と「複合型」~
第4章 神経のくすりは心配ないですか? ~「内的環境」調整薬の活用~

<質問②>ODの単純型と複合型って何ですか?

<質問③>「神経の薬」なんて怖いです…

第5章 本人だけでは改善しない? ~「外的環境」へのアプローチ~

<質問④>内的環境と外的環境って何ですか?

第6章 どこでどう困っているの? ~「知的アンバランス」を理解する~

<質問⑤>WISCって何ですか?

第7章 自分に何ができるんだろう? ~自分なりのステージを~

おわりに

著者プロフィール

【加藤善一郎】

岐阜大学大学院医学系研究科小児科学教授
岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科構造医学教授

日本小児科学会 専門医・指導医
日本小児神経学会 専門医・指導医

1965年 岐阜県美濃市に生まれる
1984年 麗澤瑞浪高等学校卒
1990年 岐阜大学医学部卒、小児科学教室へ入局し臨床研修
1997年 岐阜大学大学院医学研究科修了(医学博士)、奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科、ハーバード大学への留学等を経て大学病院・関連病院での臨床医・研究者としての日々を過ごしている
2010年 岐阜大学医学部附属病院小児科准教授
2011年 岐阜大学大学院医学系研究科小児病態学臨床教授
2014年 現職
2018年 『マンガ 脱・「不登校」 起立性調節障害(OD)克服と「だいじょうぶ感」をはぐくむ』を出版
2021年 不登校特例校 岐阜市立草潤中学校「こころの校医」就任

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