出版

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不登校からの進路選択〜自分の歩幅で社会とつながる〜

今、学校へ行けなくても進む道はあります

本書の内容

「今、不登校なのに進学できる高校はあるの?」
「このまま高校へ進学して、本当に通えるの?」
不登校の子どもを持つ保護者は、どのように進学先を選べばいいのか不安がつきません。



本書はそのような『進路』に関する悩みに応えます。
著者の福本早穂さんはこれまで18年以上、不登校の子どもを持つ保護者を支援してきました。その経験から、「心のエネルギー」の充電度に合わせた選択が大切だと話します。どんなに行きたいと思う高校でも、「心のエネルギー」がきちんと充電されていないと、入学後にまた苦しい思いをしています。「心のエネルギー」の状態と「不登校から高校を選ぶポイント」をセットで解説し、偏差値だけでは測れない、その子だけの進路選択をサポートする方法がわかる内容になっています。

また、不登校経験者の進路選択の事例や、不登校の子どもの成長を見守ってきた親御さんの声も多数掲載しています。不登校を経験し、高校・大学・大学院・社会へと進んだ彼らはどのように道を選んだのか。また、保護者は当時を振り返り、何を思うのか。少し先の未来が見えると共に、今の不安にも寄り添ってくれる一冊となっています。

目次

第1章 不登校からの回復過程
不登校になるまでに、子どもは数々の葛藤を経験しています。不登校なったのは心のエネルギーを消耗してしまった結果です。まずは心のエネルギーの状態を理解してください。

第2章 不登校の子どもにできること
「心のエネルギー」は、自宅でゆっくり休めることで回復していきます。そうはいっても「ひきこもりになってしまいそう・・」という心配になることもしばしば。見守るとともに、どのような心がけでいればよいのかを解説します。

第3章 不登校からの進路の選び方
一見元気そうに見えても、実は心のエネルギーが十分ではないことがあります。回復過程を踏まえ、焦らず・急がず、それぞれの状態に合わせた進路を見つけてください。

第4章 不登校を経験した若者たちの進路
中学を卒業した後、すぐに高校へ入学して卒業することだけが唯一の道でしょうか?実は、道はたくさんあるのです。前に進み、時には立ち止まって、オリジナルの進路を歩んだ不登校経験者の進路の事例を紹介します。

第5章 今だから言えること
不登校を経験し、現在は社会に出ている3名が、対談形式で当時を振り返ります。不登校の経験は彼らに何を与えたのか。それぞれの思いを語ります。

著者プロフィール

著者の福本早穂さんは、2003年に不登校の我が子を持つ母親の会「親子支援ネットワーク あんだんて」(京都市)を設立し、同時に代表に就任しました。

福本さんが中心となり、あんだんてのメンバーとともに著した『不登校でも子は育つ ~母親たち10年の証明~』(2013年10月・小社発行)は不登校の子どもを持つご家族を支える本として広く読まれてまいりました。

福本さんは、2016年に大学院修了により臨床心理士資格も取得し、現在では下記のような資格を持っています。自らの体験とともに大学院等で学んだ理論を背景にカウンセリングルーム「こころのそえぎ」での活動も行っています。 本書は、その福本さんの長年にわたる体験・活動と理論が結実した内容となっています。

【福本早穂さんの資格&所属】
臨床心理士
産業カウンセラー
日本臨床心理士会会員
日本心理臨床学会会員
滋賀県臨床心理士会会員
日本ゲシュタルト療法学会会員

読者の皆様からのご感想

中学1年生の6月頃から子どもが不登校になり、母子共に悩んでいました。「自分の人生はもう終わり。先に希望なんてない」と言う子に、「大丈夫。色んな選択肢があるんだよ」と言ってやりたくて、この本を読みました。「悩んでいるのが自分だけではないんだ。絶望しなくていいんだ」と言えそうです。ありがとうございます。
(兵庫県・女性)

不登校の本の中で一番わかりやすく、読んで安心できた内容でした。
著者が母親であり、同じ不登校経験者であり、また心理の専門であり、
親や子供たちを見守ってきた方だからだと思います。
“一人ひとり同じ子なんていない”
“我が子がありのままでいい!”
と思えました。
親も一緒に成長できる本でした。バイブルです。
(大分県・女性)

昨春、中3の長女が不登校になりました。
「なんで?」「どうなっているの?」「どうしたらいいの?」
と様々な葛藤が続くこの1年です。
知人の紹介で本書に出会い、たくさんのことが当てはまるなと驚き、
「なーんだ、うちは不登校の王道をいっているじゃないか」
と安心し、泣けました。
今は昼を過ぎても起きてこない娘に非難めいたことを言わず、焦って進路を決めさせようとせず、私の心も落ち着いて娘に接することができています。
(京都府・女性)


小4の息子が昨年不登校になり、現在は学校復帰しました。
そして、ここまでの回復の道のりがまさにこの本にあった通りでした。
この本は不登校期間から今までの私自身の想いを言語化してくれるような一冊。
大切にしたいと思います。
(神奈川県・女性)


不登校の子どもたちの中学卒業後の進路がどうなっているか知ることができました。
また、不登校の期間に得るものがその後に役立つという事例が豊富に掲載されており、読み手に勇気を与える内容となっていました。
(千葉県・男性)


実体験に基づく内容はとても参考になり、勇気づけられました。
いったりきたりの息子を見守りながら自身も学習していきます。
ありがとうございました。
(福岡県・男性)

支援者として「このままでいいのか…?」と変わらない子供と接していて、ついつい不安になり、ぶれてしまします。
親御さんをはげましつつ、自分も一人で悩みながら仕事をしています。
回復過程の状態がまとめてあり、分かりやすく、カウンセリングをするときに使わせて頂きます。
これからも頑張ろうと思える一冊でした。
ありがとうございます。
(岐阜県・50代女性)

共感と学び、涙したこのつらい時期を「幸せの時間」との言葉に熱いものがよみ返る
丁寧に、読んだ人の幸せを思い書かれているのが伝わる。この本に出合え感謝。
(愛知県・40代女性)

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