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不登校の9割は改善できる 〜たった5つのステップ〜

なぜ不登校経験者の9割が元気に自律するのか――。 「学校に行きたくない」子どもが、動き出す!

本書の内容

●内容紹介

人は変化を嫌う動物です。学校に行きたくない子どもを無理やり動かそうとしたら、ますます子どもは学校に行きたくなくなります。

不登校を改善するには、子どもを「変える」のではなく、自然と「変わる」ようにしていくことが大切。子どもは結果的に「変わる」のであり、そこに行きつくまでには、まったく別の「変わる」要素が必要です。しかし、それはたった5つのステップでしかありません。

本書は長年、不登校の子どもたちや家族と寄り添ってきた著者が、その経験から導き出した一つの答えをまとめたもの。著者が運営する通信制高校サポート校「成美学園」は、入学者のほとんどが不登校経験者や発達障害のある生徒。しかし、その9割が週5日、毎日元気に登校し、自律した大人に育っていきます。その理由は、子どもが変わったわけでも、学校が変わったわけでもありませんでした。

教育と経営の2つの観点から様々な考察を行い、不登校の「解決」ではなく、本質的な「改善」と「自律」を促すことを目指した本書。読んでみたら「そんなことか!」と思ってしまうことでも、なぜ今まで上手くいかなかったかが明確に理解できる、新しい視点や行動を起こせる1冊。

●本書のポイント

(1)学校に「行けない」のではなく、「合わない」
⇒どんなものにも選択肢があるのに、教育だけは違います。既存の教育システムに「合わない」子どもたちが、たまたま「不登校」と表現されているだけ。

(2)合わないのなら「変われば」良い
⇒自分に合う環境に変われば、それだけで不登校という状態はなくなってしまいます。

(3)安心ではなく余裕を得て、「不登校」の不安を消してしまう
⇒不登校が消えても、その子が抱える課題がなくなったわけではありません。「安心」を得るのではなく、本質的に子どもが元気になり、「余裕」を持てるようになることが大切。

目次

はじめに

(1)前提が変わる ―不登校は「問題」じゃない―
1・不登校は「状態」である
2・不安の反対語は「余裕」
3・正義の反対は悪ではなく、他人の正義
4・学校に「行けない」のではなく、学校が「合わない」だけ
5・不登校の定義とは?
6・学校に行くことの「手段」と「目的」

(2)環境が変わる ―自分に合う居場所にするだけ―
1・合わないのなら、変わればいい
2・別の教育システムならできること
3・どんな居場所にも100%はない
4・手の届く場所に居場所がない
5・「良い教育」は学校の自己満足
6・オンラインにも合う・合わないがある
7・ビジネスとして地域に貢献
8・「時流」と「時中」

(3)家族が変わる ?価値観を捨て、親が変わる―
1・人は自分勝手な我利我利亡者である
2・子どもを動かす
3・「自立できない」というずる賢い価値観
4・無理な共感より、理解を示す
5・盗人にも五分の理
6・誰も「親の勉強」なんてしていない

(4)行動が変わる ?“変化に気づかない” スモールステップ―
1・42日間の徒歩の旅
2・人は変化を嫌う
3・不安のメカニズム
4・心と身体をだます「スモールステップ」
5・成長を促すのではなく、「役割」を与える
6・「はじめの一歩」行動事例
7・強い人間ってなんだろう?

(5)未来が変わる ?未来は選べる、変えられる―
1・変えられるのは現在と未来だけ
2・和尚になった泥棒
3・なりたい未来から見た進路選択
4・自律した選択であれば不登校は消えてしまう
5・自律人を育むために
6・人は、環境と出会いによって成長する

巻末インタビュー「教育を変える」を実現した人
学校法人立花学園 立花高校 齋藤眞人校長

おわりに

著者プロフィール

一般社団法人ダイバーシティ・エデュケーション協会 理事長
1955年、宮崎県都城市生まれ。音楽学校卒業後、演奏活動を続け、1984年、千葉県茂原市に音楽教室を設立した。2007年に通信制高校サポート校「成美学園」を開校し、2009年、千葉県教育委員会指定の技能教育施設として認可。現在20カ所に校舎を構える。2015年、福祉事業部を立ち上げ、放課後等デイサービス、就労移行支援事業所を13事業所開所した。2020年3月に成美学園学園長を引退。日本の教育を変える活動に専念するため、一般社団法人ダイバーシティ・エディケーション協会を設立した。著書に『不登校にありがとう』(サイゾー)がある。

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