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自分らしく歌うがいい 不登校なんかで壊れるな「家族」

サラリーマン、プロミュージシャンを経て、福岡県に音楽学校を創設した著者が、 数々の親子との関わりをもとに綴った渾身のメッセージ

本書の内容

学校に行かないことが、果たして親子関係を壊してしまうほどの代償を必要とするのだろうか――。

映画『ゲド戦記』で鮮烈なデビューを飾った歌手、手嶌葵などを輩出している福岡の音楽学校「C&S音楽学院」。その音楽学校の学院長が、子育てに悩み苦しむすべての母親に向け、渾身のメッセージを綴ります。

サラリーマン、プロミュージシャンを経て、2001年に「C&S音楽学院」を創設した著者。開校後は本格的にプロミュージシャンを目指す中高生のほか、多くの不登校生たちが入学してきました。横柄な態度、冷たい目、閉ざされた心を持った生徒たち。そして、訪れる親子は、時にぶつかり合い、罵り合いました。しかし、どんな状況であっても、子どもたちは“母”を求め続けていたのです。
子育てが上手くいかないのは、決して“母親のせい”“家庭環境のせい”ではありません。子ども、家族、子育てを取り巻く環境が大きく変化したのです。 そのうえ母親は、人生で最も大事な“子育て”を誰からも教えられず、いきなり「本番! 失敗は許されないぞ」とステージ中央へ押し出されるのです。
そうした時代だからこそ、子育ては“しっかり学んで取り組むべきもの”になったのではないでしょうか。
音楽学校で出会った親子たちの赤裸々なエピソードも語られます。
そして、不登校、いじめ、発達障がいといった現代の子どもたちが抱える様々な問題に、“音楽”という要素がどうのように働きかけたのか。
夢へ挑戦することの大切さ、著者自身の挫折経験も吐露された本書を、母親の心に寄り添う温かなメッセージとともに贈ります。
著者が渾身の想いを込めて綴った「お母さんたちへ」も収録。

著者プロフィール

1955年福岡県生まれ。福岡大学法学部を卒業後、生命保険会社に3年間勤務。
その後、プロミュージシャンとして関東を中心にライブ活動を展開した。
2001年4月、「C&S音楽学院」(福岡県教育委員会指定技能教育施設)を開校。
「高校卒業資格が得られる音楽学校」として注目を集め、これまで歌手の手嶌葵などを輩出している。
現在は妻と2男の4人家族で福岡市早良区に在住。
同校の学院長を務めるほか、講演活動も積極的に行い、著作として『音楽が、ボクらの学校だ。』などがある。

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