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「困っている」子どものこと 一番に考えられますか? 発達障がい、不登校、元気な子… すべての生徒に独自のインクルーシブ教育を 【改訂版】

「インクルーシブ教育」×「合理的配慮」新しい高校が誕生 話が伝わらない。パニックを起こす。学校へ通えない…。 大阪市の学校で起こった奇跡の実話。

本書の内容

不登校や発達障害、問題行動を起こす生徒や大人しい生徒・・・。様々な生徒たちを独自のインクルーシブ教育と個性に合わせた環境整備により、生徒一人ひとりの自信や社会性の獲得を実現してきた大阪市の学校の取組み。

2015年に発売された『「困っている」子どものこと 一番に考えられますか?』では、東朋高等専修学校のこうした実践について、その内情を包み隠すことなく紹介されました。

発売から5年。同校は時代の変化とニーズに常に対応し、学校改革を継続。そして、新たに通信制高校「東朋学園高校」を開校しました。

「困っている」子どもたちの進路選択は、非常に狭められてしまう現実が。例えば特別支援学校では丁寧な支援を受けられても学校生活に物足りなさを感じたり、卒業後の進路も限られてしまう。一方で一般的な高校では手厚い支援は受けられそうにない。

そこで、学校創設から70年以上にわたり様々な生徒たちを受け入れてきた同校が、その歴史で培ったノウハウを土台に、全国的にも珍しい、インクルーシブ教育と合理的配慮を兼ね備えた高校を開校したのです。

なぜ、そんな高校が実現できたのか。その秘密が新たに書き加えられた改訂版。

かつて生徒の問題行動が絶えなかった学校。厳しい管理教育を敷いた結果、生徒とは話が噛み合わない。指導が行き届かない。増え続ける退学者。彼らは「困った」生徒ではない。「困っている」生徒。

常態化されていた画一的指導から十人十色の個性教育を進め、不登校生徒のための特別クラス、発達に課題を抱えた生徒のための支援コース、パニックを起こしても一時的に避難できる部屋、学校生活に意欲を持てるイベントの開催、多様な生徒に対応したカリキュラムへの改善…。常に「今、生徒にとって必要なものは何か」を探し、実践し、考察し、また実践する。本当の意味での「自立支援」を問い続けた男性校長と学校の実践記録。

著者プロフィール

1957年兵庫県神戸市生まれ。大学を卒業後、水泳インストラクターを経て神戸市内の私立学校で「保健体育」の教員となる。
1997年、大阪市天王寺区の「学校法人岡崎学園 東朋高等専修学校」に赴任。
増え続ける不登校や発達障がい傾向の生徒に光を当て、専修学校の特長を活かした様々な教育改革を実践。
健常児と障がい児の関係だけでなく、不登校やひきこもり、非行なども含めた「共生教育」「自立支援」が
高い評価を得て、多くの教育関係者から注目の的となる。 2020年4月に東朋学園高等学校を開校し、同校の校長も兼務する。
現在も全国の学校関係者から見学希望が絶えない。

読者の皆様からのご感想

学校では様々な知識を教わることができますが、これからの社会の中で生きていくためには、知識以外にも必要な力がたくさんあると思います。「転んだときにどう起き上がれるか」というのはとても大切な視点だなと感じました。
(大阪府・20代女性・公務員)

今、不登校の生徒たちと接する仕事をしています。一人一人様々な背景や悩みを抱える中、私にできることは「話を聞く」。そして、心と心のつながりを作っていくことだと思いました。また読み返して、自分自身の活動に役立てたいと思います!
(埼玉県・20代女性・教員)

外ばかり塗装するような管理教育ではなく、個性や気持ちにふれあった形で縛らない中身教育に共感です‼
(大阪府・40代女性)

「なるほどなぁ」「そうそう!」と思えることがたくさんあって、みんなにも読んでもらいたいと強く思います。
(滋賀県・50代女性・小学校教諭)

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