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岐阜大学教授 加藤善一郎さんによるOD講演(6月4日大阪・梅田、6月25日愛知・名古屋 各通信制高校・サポート校合同相談会で)
2023年03月26日
☆『高校をどう選ぶか? 専門医と一緒に考える 〜「OD複合型」と「かくれ校則」を踏まえたリハビリ〜』
☆6月4日(日)大阪・梅田、6月25日(日)愛知・名古屋各通信制高校・サポート校合同相談会で
岐阜大学教授・小児神経専門医の加藤善一郎さんによる起立性調節障害を理解するための講演『高校をどう選ぶか? 専門医と一緒に考える 〜「OD複合型」と「かくれ校則」を踏まえたリハビリ〜』が6月4日(日)大阪・梅田、6月25日(日)愛知・名古屋の両通信制高校合同相談会で行われます。
加藤さんは、不登校特例校の岐阜市立草潤中学校のこころの校医も務めています。
加藤さんは、人気シリーズ『マンガ 脱・「不登校」3 起立性調節障害(OD):特性を認め合う「おたがいさま」のまなざし』(学びリンク)などを通じて、臨床医の立場から「OD複合型」への理解、複合要素の中でも特に多くを占める発達特性や知的アンバランス、さらには学校の対応に焦点を当てています。
ODは本人がもともと持った「体質」であり、この体質と本人の特性やキャラクターはまったく別物として考えていかなければなりません。それらを踏まえた上で、近著では、休養や薬の調整によって身体と気持ちを整える「内的環境調整」、周囲の理解や配慮を求める「外的環境調整」の両面のアプローチについて紹介しています。
加藤さんが医療者として学校に求めているのは、具体的に「何か」をするのではなく、本人が求めていること、やりやすい方法を尊重して対応してほしいということです。
子どもたちの「外的環境」の多くを占めているのが学校であり、そこで生じている多くの「誤解」や、校則として明文化されていないが“3分前学習”(10分間休みなのに3分前から授業を始める)のような「かくれ校則」が子どもたちを苦しめていると指摘しています。
また、これまで教育現場と医療現場とが共通理解を深めてこられなかった面があるため、双方が歩み寄り、互いの視点や疑問をぶつけあう活動や共通認識を深めていく「教育医療連携」が不可欠としています。
◎6月4日(日) 大阪・梅田「通信制高校・サポート校合同相談会」
◎6月25日(日) 愛知・名古屋「通信制高校・サポート校合同相談会」