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取材レポート

東京・池袋で不登校・若者支援相談会 多様な20団体が参画

2022年09月28日

 

不登校やひきこもり、発達障害など、様々な生きづらさを抱える本人や家族たちが相談先や生き方を見つけるための相談会「としま 不登校等 生きづらさ 合同相談会」が9月23日(祝金)、24日(土)の2日間、東京都豊島区で開催されました。

 

23日のプレイベントでは、不登校カウンセラーによる講演のほか対話交流会などを実施。2日目の24日は、講演会のほか多様な支援機関約20団体との個別相談が実施され、学びリンクも通信制高校など多様な進路に関する専門相談として参画しました。

 

 

 

 

24日午前の部では、通信制高校をはじめとした多様な進路、起立性調節障害に関する2つの講演を実施。

 

多様な進路に関する講演では、チャレンジスクールや通信制高校、サポート校に関する仕組みや特徴を、学研のサポート校WILL学園の山下祐典さんが解説しました。山下さんは不登校、発達障害、起立性調節障害など、様々な状態からどのように学校を選んでいけば良いかを事例を交えながらわかりやすく説明。「東京都は様々な形態の学校があり、とても恵まれている」とする一方で、それぞれの学校でメリット、デメリットが違い、「何を重視するのか、それぞれのご家庭で物事の考え方の順序を整理しておくと良い」とアドバイスしました。

 

起立性調節障害に関する講演では、当事者保護者で支援活動を行うKiku-Neの野澤菊枝さん、KJ起立性調節障害オンラインコミュニケーションの川倉祐美さんが講演。野澤さんは、自身のお子さん2人が起立性調節障害を発症。同じ家族でありながら症状がまったく異なった経験を振り返り、「正解がない病気であるため、その子に合ったアプローチが必要」と説明。また、「特にこの病気は周囲の理解が必要。みんなと同じようにできない病気であることを理解してほしい」としながら、「今はインターネットで様々な情報があふれている。家庭で判断せず、医療機関を頼ってほしい」と病気への正確な認識を得ることの大切さも伝えました。

 

川倉さんは「母として一番大変だったのが高校探し」だと振り返り、当時は毎週末学校説明会に足を運んだと話します。こうした経験から、現在は保護者がスムーズに進路探しを進めていけるためのセミナーや相談活動を実施。講演では、自身の経験から、周囲の温かい言葉がけが大事だったことを振り返り、「本人に声をかけるには、母である自分が元気でないといけない」と、家族への支援の大切さも伝えました。

 

 

 

 

午後からは約20団体の支援機関、学校、カウンセラー等が集まり、来場者の相談に応じました。参画した団体は、若者支援、家族会、起立性調節障害、居住支援、カウンセラー、フリースクール、通信制高校など多様。なお、通信制高校やフリースクール、高卒認定など、多様な進路に関する専門相談として「学びリンク株式会社」も参画しました。

 

 

 

 

 

今回の合同相談会は、発達障害や引きこもり当事者が地域で繫がりを持ち、社会参加と自立に向けた支援を行う「としま若者応援ネットワーク」が、令和4年度豊島区区民活動支援事業補助金事業を得て実施。11月には30歳以上の大人の引きこもりを対象とした合同相談会も実施されます。

 


「第1回 としま 不登校等 生きづらさ 合同相談会」

主催:としま若者応援ネットワーク

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